このサイトは、VR配信向けサービス「udon.chat」のサービスサイトです。
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udon.chatは、VRChatやその他VRプラットフォーム等に向けた動画・音声配信が可能な分散動画配信サービスです。
高ビットレート配信、大人数配信に対応するため、複数人の有志にて分散運用しています。
利用方法に関しては、下の利用方法をご確認ください。
サーバ構成などの詳しい仕組みに関しては、最下部のサーバ構成(技術者向け)をご覧ください。
OBSにて、下記を指定してください。
サーバ:「rtmp://rtmp.udon.chat」
配信キー:「自由なキーを指定」(配信キーは、推測されない値を推奨)
配信ビットレート:2Mbps以下を推奨します。(映像1.8Mbps、音声192Kbps)
映像配信は受信側の回線安定度に強く依存するため、出来る限り低ビットレートでの配信を推奨します。
動画プレイヤー側に、以下のURLを入力してください。
通常配信 (5秒前後):「 https://udon.chat/[入力した配信キー]/index.m3u8」
低遅延配信(1秒前後):「 rtspt://udon.chat/[入力した配信キー] 」
通常配信は配信の安定性が高い代わりに、遅延が発生します。
低遅延配信は配信の安定性を犠牲に、遅延を削減します。
スマホ、PC等での直接視聴にも対応しています。
スマホ・PC等:「 https://udon.chat/[入力した配信キー] 」
例:
配信キーに、「udonchat」と指定した場合、
通常配信:「 https://udon.chat/udonchat/index.m3u8 」
低遅延配信:「 rtspt://udon.chat/udonchat 」
スマホ・PC等:「 https://udon.chat/udonchat 」
注意:
本サーバは複数人の有志による運営のため、Untrusted URLsの設定が必要です。
以下の設定を実施した上でご利用ください。
なお、Untrusted URLsの仕様により、パブリック / グループパブリックでは使用ができません。(グループ+/フレンド+は可)
パブリックにて使用される場合は、Topaz.chat、VRCDN、Youtube等をご利用ください。
OBSなどの配信ソフトウェアを使用した配信が可能です。
OBSにて、設定を開いてください。
2. 配信から、サービス「カスタム」を選択します。
3. サーバに、
「rtmp://rtmp.udon.chat」を入力してください。
ストリームキーには、動画プレイヤーに使用する名前などを入力してください。
4. 配信開始ボタンを押すと、配信が開始されます。
動画プレイヤーの動画視聴モードを「Stream」(AVPro Video Player)に切り替えてください。
配信URLの欄に、以下を入力します。
通常配信 (5秒前後):「 https://udon.chat/[入力した配信キー]/index.m3u8」
低遅延配信(1秒前後):「 rtspt://udon.chat/[入力した配信キー] 」
映像の表示がされていれば成功です。
Q.「信頼されていないURLを許可する」設定が入ってない
A. 「信頼されていないURLを許可」の設定を実施してください。
Q. TopazChat Video Playerを使用している
A. TopazChat Video Playerは非対応です。Topaz.chatの配信サーバをご利用ください。
このシステムは、配信者から送られる映像を多数の視聴者へ安定的に届けるための、2層構造(2tier)サーバアーキテクチャを採用しています。
高信頼性ですが高コストな「中央サーバ」と、低コストですが信頼性が変動する複数の「配信サーバ」を組み合わせることで、大規模なアクセス(高負荷)に対応しつつ、障害発生時にも配信が途切れない高い可用性を、コストを抑えながら実現しています。
この配信ネットワークは、それぞれ異なる役割を持つ以下のコンポーネントから成り立っています。
OBS (配信者): 配信者が映像を生成し、インターネットへ送出するための起点となるソフトウェアです。
中央サーバ: 配信者からの映像を最初に受け取る、いわばシステムの「心臓部」です。大手クラウド事業者が提供する高信頼なインフラを利用しており、安定した映像の受け入れを保証します。ここで受け取った映像は、後段の複数の配信サーバへ複製されます。
配信サーバ群: 中央サーバから複製された映像を、実際に視聴者へ届ける役割を担うサーバ群です。このシステムの特徴は、安定稼働が見込めるローカル運用サーバと、有志によって提供される低コストなサーバを混在させている点です。サーバを地理的に分散配置することで、視聴者一人ひとりへの配信負荷を軽減し、システム全体で大規模な同時接続を可能にしています。
DNS/監視サーバ: システム全体の安定稼働を支える「司令塔」です。各配信サーバが正常に稼働しているかを常に監視(ヘルスチェック)しています。また、視聴者からのアクセス要求に対し、その時点で最も状態の良い配信サーバの情報を応答する役割も担います。
動画プレイヤー (視聴者): 視聴者が映像を視聴するためのクライアントです。
本システムは、以下のフローによって、高負荷な状況や一部サーバの故障といったトラブルに対応します。
1. 配信フローと負荷分散
視聴者の動画プレイヤーは、まずDNS/監視サーバへ「どのサーバから映像を受け取ればよいか」を問い合わせます。
DNS/監視サーバは、ヘルスチェックの結果を基に、現在正常に稼働している配信サーバの中から最適な1台を選び出し、その情報をプレイヤーに返します。
プレイヤーは、指定された配信サーバへ直接アクセスし、映像の受信を開始します。
このように、視聴者からのアクセスを複数の配信サーバへ自動的に振り分けることで、単一のサーバに負荷が集中することを防ぎ、快適な視聴環境を維持します。
2. 障害発生時の自動フェイルオーバー
もし配信サーバ(例えば「有志1」)に何らかの障害が発生した場合でも、配信が停止することはありません。
DNS/監視サーバは、定期的なヘルスチェックによってサーバの異常を即座に検知します。
異常を検知すると、そのサーバを配信可能なリストから自動的に除外します。これにより、今後新たな視聴者が故障したサーバへアクセスすることはありません。
同時に、故障したサーバに接続していたプレイヤーは、映像が途切れたことを検知し、再度DNS/監視サーバへ正常なサーバを問い合わせます。
プレイヤーは新たに割り当てられた正常なサーバへ自動的に再接続(フェイルオーバー)し、視聴を継続します。
この一連のプロセスが自律的に行われることで、運用者が介入することなく、システム全体の信頼性が確保されています。